2018年09月10日
山椒魚2
あ、そうだ、肝心の事を書き忘れていた。
昭和34年の話であるが北大路魯山人が松江の知り合いを訪ねた時、偶然山椒魚が3匹いた。
早速食べようと言う話になったがその時一緒にいあわせた勉強熱心な寿司屋久兵衛が「ぜひ私に包丁を持たせて下さい」と言う。
最初は四足の魚なのでがたがたふるえていたがそのうち意を決して山椒魚の頭に一発食らわせて料理をすると、山椒の芳香が客間まで広がり、それは何とも風情のある趣をそえた。
そう、ここに出てくる寿司屋久兵衛が現在日本でも最高級と言われる銀座久兵衛である。
tom_eastwind at 20:04│Comments(0)│
│諸行無常のビジネス日誌