2018年09月15日
キーウィビルドの構造的失敗
労働党が主導する不動産対策の目玉の一つであるキーウィビルドがやばいことになっている。
担当大臣自らヘルメットに安全ジャケットを着て現場に入り建設予定住宅の視察をしている。当然取り巻きも多くテレビカメラも同行している。
そこで住宅の設計図や完成予想図などを担当大臣自らうれしそうにテレビの前で公表している。「キーウィビルドは政府の補助と銀行の貸付により成立する素晴らしいプランである!」
ところがそこで現場担当者があることに気づいた。住宅のうちいくつかは39.2平方メートルしかない。銀行は40平方メートルからしか融資をしない。
担当者がおずおずと大臣に報告するとテレビの前ではにこっと笑って「いや、小さな問題だよ、設計図を書き換えればいいのだから」と言うがすでに現場で区画割りをしていたり配電設備を作っていると直しようがない「派手なしくじり」である。
だったら住宅減らせば?と言うが基本的にこのビジネスモデルは最初の設計図に基づいて建設してなんぼであり減らしてしまえば最初から赤字ビジネスである。
一体誰がどこでこのようなミスを犯したのか?これから誰かが労働党によって裏側で血祭りに上げられるだろうが、いかにも労働党がやりそうな「ちっちゃな問題」である。
tom_eastwind at 19:20│Comments(0)│
│諸行無常のビジネス日誌