2018年09月21日
オオサカナオミ2
何だかここ数日で米国でウイリアムズ選手を破ったナオミの日本メディアでの扱いが全変化である。
テニスに興味を持たない人々がナオミが日本人として登録しているのに片言の日本語しか出来ないから「おいおい、日本語きちんと勉強してから日本人登録しろよ」等とすさまじいバッシング。
それが今ではすっかり日本人のヒーロー扱いであるが、それでもインタビューに答えるナオミにインタビューアーは「只今の返事は日本語でした」とコメントを付ける。
おいおい、日本国籍を所持していても日本語が出来ない子供なんて山程いる。けれど彼らは自分の育った国の言葉はきれいに話せる、ナオミのように。
それに対して「今のは日本語でした」って失礼な話ではないか。
日本以外の外国で子供生活をすると、母親との話はまだしもひらがなや漢字が書けない子供は多い。ましてやある程度親から日本語教育を受けていても地名が「今こうりんにいる」と言われると親はオタオタである。
そこで落ち着いて
「そこは品川の隣だよね」
「そう」
「分かった、迎えに行くよ」
こうりんとは高輪のことであった。これ本当にあった事実。
とにかく国籍と民族をごっちゃにしている人が多いからナオミ出現当時はバッシング、今は可愛らしい日本語下手なヒロインとなっているが、ナオミからすれば良い迷惑であろう。
tom_eastwind at 02:03│Comments(0)│
│諸行無常のビジネス日誌