2019年02月02日
2019 ランドバンキングの次
2018年12月末の第三四半期報告書が上がってきた。当シンジケートで全体で約113軒の自宅建設計画で、これを4期に分けて建設しているのだが、すでに第一期の建設終了分は完売、第二期もまだ建設に入ってない分も含めてほぼ売り切れ、第三期もまだ地面しかないのに半分くらい売れてる。
やはりこの理由は低価格住宅であること、仕事が正確に進んでいることだろう。日本だとこんな無駄なことに時間かけやがってとなるがNZではかなりよく出来たシンジケートである。今回の総事業費は約90億円であり価格競争がないので3年前に見込んでいた利益率よりも高いものが取れそうだ。
NZ政府からはすでに次の開発計画の話が来ており(最終的に6千軒の住宅建設予定)順調に進んでいる。
なんかこう書くと良いことばかりに見えるが実際にはここ5年本当に苦労の連続であった。まずは開発許可を政府から取り付けるところから入り建設会社を上手くまとめて何もないところから組み立てていき、その間にも相手を信用しつつ何が試金石なのかを真剣に考えぬいて。
白人チームの仲間の中で僕が唯一ネイティブでないアジア人であり専門知識もない中で書類を自宅に持ち帰り夜中まで読んでいた。あるときなどふと気づくと宅地開発地図の上下を逆にして読んでた事もあったが翌日は知らんふりしてまた会議に出席してたものだ。
他にもオークランドでは何時も誰もがやってないビジネスを切り拓いてきた。
楽しかったなんて到底言えないけど、それでも何でもかんでも公開してやってきたからとりあえず後悔はない。
さあ、次は何をやるか、である。2019年、これからまた11ヶ月が続く。
tom_eastwind at 17:18│Comments(0)│
│諸行無常のビジネス日誌